作曲 : 歩く人傷だらけの指が紡いだ この夏の涼しい部屋の中二人だけで 秘密を増やして何時からか 白く甘い花畑みたいな言葉も口にしない そういうものなんでしょう 時間が過ぎるのは波風に流されてた 真夏の合図を忘れぬ様に飛ばして絵空事ごとみたい 幻想を描いたまま冷房の低温が響くだけの この部屋で時が過ぎて 遍く葉に見惚れて日溜りで見えない日々だわ夜と明けの畔勝ち目のない眠気の中ライトに照らされ項垂れるいつかの日歪むガラスの向こう風の匂いを知らないままでいつかは忘れてしまうから フィルムの中に宝石みたいなこの結末を 映しだして絵空事でした 幻想を描いていました名も形も無いこの時もいつか消えてゆく時が過ぎて 遍く葉も落ちていく